フローリングの張り替えもしくはリフォーム?

フローリングという床材には、他の床材にはない「削り替えリフォーム」(=サンダー掛け)作業を何度か行うことが出来ます。
写真のようにフロア表面の塗膜が摩耗し、木の素地に汚れが入り込んでいても、削りかえる度にフロアは生まれ変わり、まるで新品のように生まれ変わります。新しい床に張替えをご検討される前に、是非削り替えリフォームをご検討ください。

フロア表面の塗膜の状態

削り替えリフォームができないケース

1.フローリングの表面単板に十分な厚みがない場合

フローリングの表面単板の厚みが3mm以下の場合は、削り換えリフォーム(=ドラムサンダー掛け)作業を行った場合、削れ過ぎて台板が露出するおそれがあります。

薄い表面単板が欠けて台板が露出したフローリング

2.過去に何度か削り換えリフォームを行い、釘の頭が露出している場合

「普通張り」の場合、雄ザネに釘を打って下地合板に固定します。一般的にフローリングを固定する方法です。体育館などフロアにある程度の弾力性が求められる場合は、「特殊張り」といって脳天からネジ止めし、ダボ栓で穴をふさいで釘の頭を隠します。
削り換えリフォームを何度か行うと、フローリングがどんどん薄くなり、これらの釘の頭がフロア表面に露出する場合があります。
これ以上このフローリングを研磨することは出来ませんので、何かトラブルが発生した場合には張り替えが必要になります。一般的に、フローリングは3回研磨できると言われていますが、最初の研磨は新築時に行っていますので、使用開始から2回の研磨を一つの目安とお考えください。

過去に何度か削り換えリフォームを行い、釘の頭が露出している場合

釘の露出箇所がないか、フロア全面をチェックするのもひとつの方法ですが、上記写真のようにフローリングの隙間に物差しなどを差して、サネから上に何mmの厚みが残っているのかを確認するのもひとつの方法です。

厚みが残っているのかの確認