フローリングの工法
フローリングの工法には主に挽き材、ロータリー単板の2種類があります。
挽き材の特徴
- 間伐材なども無駄なく有効活用でき、環境保護(ECO)にもつながります。
- 出来上がった床材は、干割れがおきにくいので長く使用できる。
- 無垢材の工法と同じなので、挽き材を使用した複合フローリングの仕上がりは、無垢材と同様の重厚感。
- 表面材は原板から鋸挽きにより作られる3~6mm厚の板が主流。
- 自然な形で部材が採られるので裏割れが生じない。
ロータリー単板の特徴
- 木目が粗く、裏割れを起こしやすい。
- 現在は0.2-0.3mmの薄単板が主流で、厚いものでも2.0mm厚まで。
- 安価である。
- 薄く加工できる半面、厚くむくと湾曲したものを平滑に加工するために干割れが生じやすい。
- 直射日光や湿気等、木の癖の出やすい条件下では干割れ・剥離が発生しやすい。
- 木の大断面で加工ができるが、すべて板目。
- 製法が材料を選ぶ。
※従来の家庭用フローリングは、0.2-0.3mm厚のロータリー単板の使用が主流でしたが、近年は特殊印刷紙を表面材に使用したデジタルプリントが主流です。合板やMDFに特殊印刷紙を貼って塗装したものも一般的にはフローリングと認識されています。