フローリングメンテナンスの最前線

張り替え工事不要!

時代に即したBonaのフローリングリノベーション

これまではフローリングの劣化が進んだ際の対応として、張り替え工事一択と捉えられていました。

しかしそんな大掛かりな工事をすることなく、既存のフローリングをまるで新品のように生き返らせることを可能にしたのがBonaのフローリングリノベーションです。

これまでの張り替え工事と比較すると、施工に必要となるコストも大幅に抑え、環境にも人体にも優しい。

そんな画期的なBonaのフローリングリノベーションについて詳しくお伝えしていきます。

張り替えをしない、Bonaフローリングリノベーションとは

フローリングは経年劣化に伴う傷・摩耗・色褪せ・保護膜の剥離などが現れてくると、元々の床材を剥がし、新たに敷き直すという工事が一般的に行われています。

Bonaが提案するフローリングリノベーションでは、こうした張り替え工事は行わず、劣化した床材をそのまま活かし、フローリング表面の傷や汚れを研磨(サンディング)によって取り除き、コーティング材で塗装をかけて仕上げていくという手法を取っています。

リノベーションしたフローリングは、カラーリング・質感・光沢・保護レベルといったあらゆる面で、まったく新しいものとして生まれ変わります。

<Bonaフローリングリノベーションで修復可能な症状>

  • ワックス堆積
  • フローリングに染み込んだ汚れ
  • 退色、変色
  • 軽微な反りなどの変形

Bonaフロアビジュアライザーで仕上がりイメージを確認

ご自宅のフローリングの写真をフロアビジュアライザーにアップロードして、Bonaのステイン、プライマー、トップコートでご自宅のフロアがどのように生まれ変わるかご確認ください。

→ Bonaフロアビジュアライザーへ

フローリングリノベーションによるメリット

フローリングをリノベーションすることで得られるメリットは大きく3つ挙げられます。

コスト軽減

張り替え時と比べ
約40%のコストカットが可能に

工期短縮

リノベーションの場合
標準工期は1.5-2日間で対応可能です

環境負荷の軽減

フローリング資源・CO2排出量・
エネルギー使用量などの削減

張替えではなくリノベーションを

フロアを張り替えるのではなくリノベーションすることで、環境にやさしい選択ができます。95%ものCO2削減が可能で、これは50㎡のフローリングをリノベーションすると、東京と福岡間の1,100kmを車で往復するよりも、CO2排出量を削減できます。また、ほとんどの場合新しいフローリングへの張替えと比較して40%以上安く施工できます

Bonaフローリングリノベーション手順

現地調査を行い、フローリングの状態を確認します。

傷の状態、劣化の具合から、部分張り替えなどの修復が必要になりそうな箇所がないかを見ていきます。

1 | サンディング

1-1 粗掛けベルトタイプのサンディングマシン(ベルトサンダー)で、フローリング表面を0.5-0.8mmほど削り、傷やシミなどを取り除きます。
粗掛けではG36番・G50番などの砥石が粗いサンドペーパーを使用します。
なお、壁際にはエッジャーというマシンを使用します。
1-2 中掛け粗掛けが終わったら、目の細かいG60番などのペーパーでフローリングの表面を滑らかに仕上げます。
1-3 パテ処理フローリングにある隙間などの補修をする必要がある場合には、パテで埋めます。
1-4 仕上げ掛けフローリング表面をより滑らかにするために、G100番などのより目の細かいペーパーで仕上げのサンディングを行います。
1-5 仕上げ磨き
(ライトサンディング)
ポリッシャーマシンでさらにフローリング表面を滑らかにし、コーティング前の仕上げを行います。
ベルトサンダーとエッジャーという2種のマシンで作業したことで生じる研磨の差もこの工程で取り除き、床全体の統一感を図ります。
この工程ではG120番などのペーパーを使用します。

※樹種や既存のフローリングの状態、塗装仕様などによって、サンディングの回数が増減する場合があります。

2 | コーティング

サンディングが終わったら、仕上剤を塗布してフローリングを保護します。塗装仕上げには、ウレタン塗装、オイルフィニッシュ、ハードワックスオイルがありますが、こちらでは市場で最も多く使用されているウレタン塗装をご紹介します。

2-1 仕上げ剤塗布フローリング素地にプライマーを塗布します。
2-2 層間研磨
(ライトサンディング
プライマーの乾燥・硬化を待って、ポリッシャーで層間研磨作業を行い、フローリング表面の毛羽立ちを取り除きます。
層間研磨には、120~240番の目の細かいペーパーを使用します。研磨が終わったらフロアを除塵し、ホコリやゴミを除去します。
2-3 トップコート塗布トップコートを2~3回塗布します。トップコート塗布の間には層間研磨作業が必要になります。
※フローリングをしっかり保護するためにも、トップコートは2回以上の塗布を推奨します。

例 :
トップコート塗布2回の場合
 ❶トップコート塗布1 ❷層間研磨 ❸トップコート塗布2 ⇒ 終了

トップコート塗布3回の場合
 ❶トップコート塗布1 ❷層間研磨 ❸トップコート塗布2 ❹層間研磨 ❺トップコート塗布3  ⇒ 終了

※層間研磨には、120~240番の非常に目の細かいペーパーを使用し、研磨後にはフロアを除塵してから塗装します。
フローリングの現場塗装

Bonaのサンディング技術

フローリングをサンディングすることで発生する、粉塵飛散を問題視される方も多いのではないでしょうか。

Bonaの最大の特徴ともいえるダストフリーサンディングは、このような問題を解決し、フローリング再生技術を大きく飛躍させることができました。

Bonaダストフリーサンディングシステム

従来のサンドペーパーによるサンディング方法では、大量の木粉塵が発生し、作業中の室内へ飛散してしまいます。

さらにその細かさ故に除去することが困難であり、施工関係者にとっても木粉塵が大量に舞う中での作業は、健康面でのリスクも懸念されていました。

Bonaが開発したダストフリーサンディングシステムは、サンディングマシンで作業をすると同時に、その場で発生した木粉塵は強力な集塵機により吸引、大量の木粉塵を封じ込めます。

この技術により、木粉塵の室内飛散は大幅に軽減することに成功したのです。

日本産業医学会が定めた木粉塵の作業許容量は「+4mg/㎡」ですが、Bonaのダストフリーサンディングシステム使用時の木粉塵量は「+0.1mg/㎡」、実質的に粉塵ゼロの状態となり、その集塵率がいかに高いかをお分かりいただけるかと思います。

尚、この数値は通常のオフィスや家庭と同等レベルの状態といえます。

従来のサンディング作業
従来のサンディング作業
Bonaダストフリーサンディングシステム
Bonaダストフリーサンディングシステム

養生作業がほぼ不要

これまではサンディングを行う場合、大量の木粉塵が飛散するため大掛かりな養生作業が必要となっていました。

また作業後には、養生してもすり抜ける木粉塵の清掃にも多大な労力がかけられました。

しかし前述のとおり、Bonaのダストフリーサンディングシステムであれば、木粉塵が空中に飛散することがほぼないため、養生を念入りに行う必要がなくなり、作業の手間だけでなく資材の節約にも繋がり、骨の折れる後清掃も軽減されました。

施設を完全クローズする必要がなく、利用しながらリノベーション

従来は施設を完全にクローズして行っていたサンディング作業や床の張り替え工事。

Bonaのダストフリーサンディングシステムを用いれば木粉塵飛散の影響がなく、塗料のにおいもほとんどありませんので、施設をオープンしながら夜間などの閉店時間にリノベーション作業を進めることができます。工期は基本的に1.5-2日間なのでクローズの影響も最低限に抑えられます。

空調設備にも安全

木粉塵の飛散は、空調設備への侵入などで起こる機材トラブルに発展しかねない問題も抱えていました。

しかしダストフリーサンディングシステムによって、クリーンな状態で作業が可能となったため、これまで空調や吹き抜けなどの設備面への影響により敬遠されていた場所においても、サンディング対応でリノベーションできるようになりました。

Bonaオリジナル製品

Bonaのフローリングリノベーションを支える製品群

サンディングマシン

フローリングのサンディング作業に使用するマシン

BonaベルトUX

パワフルなベルトサンダー

あらゆるタイプのフローリングに最高のサンディング品質を実現

Bonaフレキシサンド1.9(50Hz)

フローリングを素地までのサンディングする粗掛けや、中掛けや仕上げ掛け、層間研磨、オイル塗布、コンクリートの研磨など、用途に合わせたプレートを取り付け、様々な作業に対応

※60Hz用マシンはこちら

集塵機(DCS=Dust Containment System)

パワフルな集塵力によりダストフリーサンディングを実現

Bona DCS70

2段階のサイクロン分離と独自のフィルター設計で、マシン内にホコリを効果的に集塵

Bona DCS50

乾式・湿式両用のパワフルでコンパクトなバキュームユニット

フローリングメンテナンスプログラム

Bonaはフローリングをより長く美しく使用していただくために、フローリングの状態に応じたメンテナンスプログラムを用意しています。

Level 1 |汚れ

リフレッシュ

フローリングに蓄積した頑固な汚れに対応。

【ウレタン塗装の場合】

▶ ディープクリーニングを行い、モップで拭き上げます。

【オイル塗装の場合】

▶ ディープクリーニングを行い、仕上げにメンテナンスオイルを塗布します。

フローリング リフレッシュ

Level 2 |傷

リコート

保護膜の傷などに対応。

クリーニング作業を行い、仕上げにケアオイルを塗布します。

【ウレタン塗装の場合】

▶ ディープクリーニングを行い、フローリング表面を研磨、仕上げ塗装としてトップコートを塗布します。

【オイル塗装の場合】

▶ ディープクリーニングを行い、仕上げにオイルフィニッシュを塗布します。

フローリング リコート

Level 3 |摩耗

リノベーション

フローリングが深刻なダメージを受けている際の対応。

サンディング作業を行い、コーティング剤を塗布。

完全に新しいフローリングへ変わります。

フローリング リノベーション

リノベしたご自宅のフローリングをかんたんに美しく維持

毎日のお掃除とメンテナンスが、大切なフローリングの寿命を延ばします。Bonaのクリーナーとスプレーモップなら、素早く簡単に、効果的に床をお手入れできます。

Bonaプレミアムスプレーモップ

ハンドルを握るとクリーナーがシュッとスプレー、あとは拭くだけ。これひとつでフローリングの掃除が完結します。

Bonaプレミアムスプレーモップは、床をきれいに掃除し、自然な輝きを引き出すオールインワンソリューションです。Bonaフロアクリーナーが850mL入った詰替え式のクリーナーカートリッジと、繰り返し洗って使えるマイクロファイバーパッドが付属しています。フローリングを効果的に掃除して、ほこりや汚れを取り除き、美しい床を実現します。特大のモップヘッドは素早く効果的に掃除でき、柔軟なゴム製のコーナーはベースボードや家具を凹みや傷から守ります。握りやすいセカンドグリップで力を入れて拭き上げられるので、掃除力を高めます。収納フックが付いているので保管も簡単です。

かんたんに詰替できて経済的

詰替え用のBonaフロアクリーナー(徳用サイズ)です。

Ready-to-useなので水で薄める必要はありません。原液のままBonaクリーナーカートリッジに注いで使用します。洗剤成分が床に残留することがなく、速乾性にすぐれたこの製品は、汚れをやさしく効果的に取り除き、フローリングの自然な輝きと美しさを引き出します。

GREENGUARD GOLDで安心

GREENGUARD認定製品は、製品使用時に室内空気への化学物質の排出が少ないことを示すGREENGUARDの基準に適合しています。

GREENGUARD GOLD認証基準には、追加の化学物質に関する健康に配慮した基準が含まれており、また、学校や病院、老人保健施設などの環境で使用する製品として許容されることを保証するため、VOCの総排出量をより低くすることが要求されています。