フローリングの傷

フローリングの傷は、フローリングの塗膜表面につく傷とフローリング自体につく傷の、主に2種類に分けられます。

塗膜表面につく傷

塗膜表面につく傷

原因

主に家具や什器の引きずりにより発生します。
硬いもの同士が擦れ合うことで、紙ヤスリで擦っているような状態となり、細かい引っ掻き傷が発生し、床表面を曇らせる原因となります。
軽度の傷であれば、Bonaポリッシュを塗布して解消出来ます。
そのまま放置し続けた場合、フローリングを保護している塗膜層が徐々に摩耗していき、フローリングそのものにダメージを与えることになります。

対策

家具・什器類の脚にクッションを付けるなどして、床面との接触を柔らかくする。
チリやホコリなどを残さないようこまめに清掃する。特に土砂の持ち込みは厳禁です。
上記2点を念入りに行っても、普段の歩行などでわずかずつですがフローリングの塗膜は摩耗していきますが、お手入れの行き届いた床とそうではない床とでは、何年もしないうちに歴然とした差が出てきます。
正しくメンテナンスすることで、床面は長期間良い状態を保つことができます。
普段のお手入れを簡単に、効果的に行うにはBonaフローリングケアシステムがお奨めです。

フローリング自体につく傷

フローリング自体についた傷

原因

物を落とす・引っ掻く事などによって発生します。
フローリングは面に対しての荷重にはとても強いのですが、点で当たるような荷重に対しての強度は「硬い」といわれる密度の高い木でも、木という特性上、導管という水の通り道(空間)があるため、それほど強くはありません。

対策

物を落とさないということは難しいですが、家具・什器など重量のあるものを移動する際には、点で床面に当たらないように注意し、なるべく持ち上げたり、引っ越し屋さんのように毛布などを敷いたり、キャスター付きの台車を使うなど、何か工夫するようにしましょう。

補修の目安

傷の種類によっては、怪我の原因になりかねませんので、すぐに補修が必要です。緊急に補修が必要かどうかの判断は、靴下を履いた足で気になる部分を撫でてみてください。靴下が引っかかるようだと、怪我の原因になりかねませんので、すぐに補修が必要です。